2006年05月09日

新工法の【地盤改良】工事中!

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今日も【地盤改良の新工法】 のお話しです。

今回採用した地盤改良は一般的な柱状改良の欠点だった
中間部分の支持力低下を補うために特殊な鋼管杭を打ち
込むというものです。 ↓


新開発!柱状改良+鋼管摩擦杭  


なんでも支持強度は従来の約2倍、しかも水気の多い場所
にも強いとのこと。(諏訪湖の近くや河川の近くで試験済み。)


ポイントは特殊な段付き鋼管杭 なわけですが・・・・


これが↓本邦初公開!?の鋼管杭です!


特殊な摩擦鋼管杭


お〜っと真似しないで下さいね・・・ 特許出願中ですからっ(笑)


鋼管にくぼみがありますよね、これがミソでして
改良土としっかり結合して杭の強度をアップするわけですね。


それではどのように施工されるのかご紹介しましょう!


改良工事を始める前に、まずは試験掘りをして、土壌のサンプル
を取り、土のPH測定をして土壌の酸性度を確認したり、地下水位
の確認をします。


この測定結果を見て、改良剤の最適な配合が行われます。

う〜ん、科学的ですね〜

試掘&PH測定


実際には事前に杭芯出しといって杭を打設する位置を地盤面に
杭を打つ場所を印しておく作業があります。



そして改良杭の施工が始まり始まり〜


柱状改良施工中! 


手前に見える重機が打設用で奥の道路に停まっているのが
改良剤を配合して液状のセメントを流し込む特殊なポンプ車
です。(2台の重機は太いホースでつながっています。)

グルグル回転しながら堀り進めてゆき、抜く過程で改良剤を
土壌にミックスしてゆきます。


柱状改良打設中!


その後、段付き鋼管杭を打設。


でも、これで終わりじゃありません。
やりっぱなしじゃいけませんからね。


杭芯の計測(画像左)と杭頭の高さを計測(画像右)して
杭がキチンと打てているか確認します。

    念には念を!

杭芯&高さの再確認


さらに・・・・

杭の供試体(サンプル)を採取して、
実際本当に杭の強度が出ているかを確認します。


杭頭処理後&供試体採取 


このように・・・・
実にしっかりとした工程を踏んで工事は終ります。

住む人の命を守る大切な家。

いかに耐震性の高い設計をしても肝心の地盤が弱くては
どうにもなりません。



まさに足元を固める大切な作業です!☆


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Posted by o_genba at 13:31Comments(4)TrackBack(0)

2006年04月25日

【地盤改良】新工法!

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住宅の地盤調査 はご存知でしょうか?
そう、その土地の地盤の強さを調べることです。

地盤の調査法には・・・

・標準貫入試験(ボーリング
・平板載荷試験 (さいか試験
・スウェーデン式サウンディング試験(S.S.調査
・レイリー波探査試験(表面波調査

・・・・などがありますが、 住宅の場合はS.S.試験や表面探査法
で調べるのが一般的です。

せっかく地震に強い丈夫な家を造っても、肝心の地盤が弱かった
り、不均一な強さだったりするとダメなわけです。

地盤調査についてはまた今度くわしくお話しするとして・・・


もし、調査結果が悪かったらどうするか?


                    ・・・・・というのが今日のお題。


まずは表層よりおおむね2メートル以内の地盤が悪かった場合
地盤の表面を強くするのが表層改良(ひょうそうかいりょう)です。 

表層改良 
                        ※画像提供:トラバース

土と改良材を混ぜ合わせて転圧して固めてゆきます。
もとの地盤が畑や田だったりして表面だけが弱く、不均一の場合
に適応しますが、費用も安くて済みます。



つぎに表層よりおおむね8メートル以内の地盤が悪く、(逆に
言えば8メートル内に支持地盤がある)不均一な場合に適応
するのが柱状改良(ちゅうじょうかいりょう)です。

柱状改良

土と液状のセメント(セメントミルク)を混ぜ合わせながら直径
60cmぐらいの柱を構築してゆきます。

当社の施工エリアの場合、4〜6メートルのケースが多いので
この改良法が一番多く採用されます。


地盤がかなり悪く、支持地盤も深い場合に採用されるのが
鋼管杭(こうかんぐい)による補強です。

鋼管杭 

支持地盤が深ければ深いほど柱状改良より費用は安くなり、
逆に浅いと柱状改良のほうが安くなります。
支持地盤が深い場合以外にも、地中に大きい岩などがあって
柱状改良が困難な場合にも採用されます。

  ◆ ◆ ◇ ◆

他にも地盤補強の手法はたくさんあって、とても一度にはご紹介
しきれませんが、住宅の場合は主にこの3種類のうちのどれかに
なるケースがいまのところ多いと思います。
※地域格差はあると思います。

平成12年に住宅の品確法が施行されていらい、様々な施工業者
さんによって色々な工法が開発され、その種類は増える一方。

われわれ地場工務店も、より優れた工法をお客さまに提案できる
ように、常日頃から目を光らせているわけですが・・・・・・・





      見つけました! 新しい工法を。





   ↓柱状改良に鋼管摩擦杭を加えた新しい工法です。

新開発!柱状改良+鋼管摩擦杭 

柱状改良の欠点でもあった中間部分の支持力低下を補うために
特殊な段付き鋼管杭(特許申請中)を埋め込むことで・・・


          杭の支持力が大幅アップ!


聞いたところでは従来の約2倍の強度があり、水気の多い場所
にも強いとのこと。諏訪湖の近くや河川の近くで試験済みだとか。


・・・・・・素晴らしい!


早速見積りをとったところ・・・・・


なんと、費用も従来の柱状改良と変わらない!


即、採用決定!


・・・・次回、現場の画像でもっと詳しくご紹介しましょう。


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Posted by o_genba at 10:47Comments(0)TrackBack(0)