2005年12月07日
蛍光灯の照明器具選び
↑ プチッとしてくれて感謝です!
電気代を減らして地球温暖化防止にも一役買いたい。
家計に優しく、省エネに暮らそう!
そんなことで始まった新企画、今日はその第3回目。
前回は交換するだけで簡単に省エネできる蛍光ランプを紹介
しましたが、今日は照明器具を新しく替える場合
です。
まずは今ではあまり一般的ではなくなってきたタイプ、でも
古い蛍光灯ではまだこの↓安定器タイプが多いですね。
この安定器タイプはいまやカタログから見つけるのが大変なほど
機種が少なくなってきています。
さて、照明のカタログを見る時、省エネを考えると赤丸の部分が
一番重要です。
つまり実際の明るさ(lm:ルーメン)と消費電力(W:ワット)。
よく消費電力の上に書いてある「蛍70W」というのが明るさだと
勘違いしている人がいますが、違いますので注意して下さい。
では・・・
これと同じ明るさでインバータータイプの器具を選んでみます。
明るさは安定器タイプとわずかしか違いませんが、消費電力は
25%も低く、約4分の3で済みます。
今どき言われなくても、普通に器具選びをすればインバーターに
なるでしょうから、これは心配ないでしょう。
で、問題は次から・・・
蛍光灯の種類が増えているので器具を選ぶ時何がどう違うのか
さっぱり分からなくても不思議ではありませんね。
しかも照明メーカーによって呼び名が違うのがそれに拍車を
かけているようです。
蛍光ランプの種類は大雑把に分けて現在3種類あります。
(あくまで大雑把、他にもたくさん種類があります!)
まず一般的な蛍光灯と・・・
高周波点灯の専用器具でのみ点灯可能なスリムタイプ、
そして丸形スリムの二重環にしたタイプです。
(直管でスリムじゃないHf管というのもあり、ややこしいです。)
わかりにくいので実際に器具を選んでみましょう。
同じ程度の明るさをもった上記3種類の器具を選定します。
まずは一般的なインバーターの丸形蛍光灯です。
次にスリムタイプのFHC形を選ぶと・・・
同じ明るさの照明は規格の問題で選べずに、
同じ70Wの消費電力で明るさが6240lm⇒6430lmとややアップ。
ま、これは約3%ですからたいした差じゃありません。
違うのは蛍光灯の寿命が2倍なのと、薄型でカッコイイ器具が
選べるって部分ですね。
そして↓は二重環タイプのFHDです。
これになると明るさが6240lm⇒6400lmとややアップしてしかも
消費電力も70W⇒64Wと8.5%削減。
しかし、この8.5%をどう考えるかですね・・・
もし、これと同じ安定器形の照明器具があったとしたら、理論上
105W程度の消費電力になる計算になり、35W少なくなります。
つまり電気代は3分の2!削減率33%!
・・・・と言いたいところですが、今どき100Wを越すインバーター
じゃない蛍光灯の照明器具なんてほとんど売ってません。
ここは照明器具メーカーの宣伝文句には惑わされず、二重環
タイプはお財布に余裕があればお薦めってことにしておきます。
そしてスリムタイプは経済性よりむしろデザイン性で選ぶのが
現実的じゃないかと思います。
管の寿命が二倍でも価格もそれに近いものがありますからね。
今日の記事はあんまり省エネにはなりませんでした。むしろ
照明器具のカタログの見方みたいになっちゃいましたね・・・
ここで問題です。
高齢化社会に伴い、部屋の照明は明るくする傾向にあります。
それはそれで非常に大切なことです。
しかしだからといって各部屋の照明の明るさ(lmルーメン)を
ひと回りづつ増やしていくと、結局節約どころか以前より電気代
が掛かってしまうことになりかねません。
では、どうしたら良いのでしょうか?
この問題の答えはおいおい明らかになってゆきます。
今日のところはこのへんで。次回もお楽しみに〜☆
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2005年12月01日
白熱灯を蛍光ランプに替えよう!
↑ プチッとしてくれて感謝です!
電気代を減らして地球温暖化防止にも一役買いたい。
家計に優しく、省エネに暮らそう!
そんなことで始まった新企画、今日はその第2回目。
普通、『電気をつけて!』といえば照明を点ける意味。
しょっぱなは、まず照明から始めたいと思います。
人がいない場所の照明を点けっぱなしにしてませんか?
照明の電気代に占める割合はかなりのものなんですよ!
推計分を含めると約15%!
早速省エネ対策を始めましょう!まずは既存の照明器具にも
できる対策として簡単なものから。
普通の白熱電球を電球形蛍光ランプに替える!
白熱電球60形(54W)と電球形蛍光ランプ13Wが同じ明るさ。
同様に100形(90W)と蛍光ランプ22Wが同じ明るさです。
電力消費76%削減!!
1日6時間の点灯で電気代は1灯当り年間約2000円もお得!
しかも 寿命は6倍!!(1000時間⇒6000時間)
一番安いタイプだと今どきヤ○ダ電機なんかで特売で400円以下
で手に入るようになりましたからね、安くなったもんです〜
今まで普通の電球がささってた所にただ入れ替えるだけ。
形も色々ありますし、色は電球色・昼光色・昼白色と、3色から
好みに合わせて選べますよ。
でもいらっしゃいますよね?
『蛍光ランプはすぐ明るくならないでしょ〜』とおっしゃる方が。
よくご存知ですね! そう、蛍光ランプは省エネなのはいいけど
白熱灯のようにパッとすぐ明るくならないのが欠点なんです。
ぼわ〜んと徐々に明るくなるんですよね・・・・
そんな方にはこれ↓
松下のスパイラル形。白熱灯とまではいきませんが、点灯直後
の数秒間でかなり違いが出ます。スイッチONで約40%の明るさ
が出るそうです。蛍光管が中でソフトクリームのようにとぐろを
巻いているのが特徴。
しかもこれ、消費電力も12Wと少しだけ省エネ。
そして・・・
『蛍光ランプって調光器には使えないじゃない!』
そうなんです、リビングなどで灯りを調節する調光器が付いてる
照明には使えません・・・・ でした。 でも、
ちゃんと出てるんですよ、調光器対応形が!(松下)
つねに技術は発展していることを実感しますね〜
さて、蛍光ランプが長寿命なのを利用して、こんな使い方も・・・
『高い場所の交換しにくい照明器具に使う』
寿命が長ければ滅多に交換しなくてすみますからね。
そして、そんな長所をさらに飛躍的にアップした・・・
『無電極タイプ』↓なんてのも発売されてます!
寿命はなんと30000時間、30倍も長持ち!
1日10時間点灯しても8年間交換不要!!
普通の蛍光ランプと比較しても約5倍!の長寿命。
まさに超長寿命!
くどいですが電気代も約1/5になりますからね。
替えない手はありませんねー☆
照明編はまだまだ続きます!!
今日のところはこのへんで。次回もお楽しみに〜☆
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2005年11月29日
電気代を減らして省エネに暮らそう!
↑ プチッとしてくれて感謝です!
突然ですが、新たにカテゴリーを増やしたいと思います。
題して・・・
家計に優しく、省エネに暮らそう!
一軒一軒の家の光熱費を下げることが・・・
地球温暖化防止につながります!!
さて、今日はその第1回目。
あなたはこの質問に答えられるでしょうか?
『電気代、いまどれくらいお使いかご存知ですか?
そして何にどれくらい掛かってるかわかりますか?』
家庭での電力消費は年々増えています!!
内訳をもう少し詳しく見てみましょう。
(温暖地である東京の場合)
このシリーズは各項目を見直して、
少しづつ電気代を減らしてゆこうという企画。
まず図を見てわかるのは
エアコンがダントツ
で電気を使っていることです。
エアコンの比率四分の一、圧倒的ですね。
この比率を下げるには、既存の住宅なら電気を喰わない新型の
エアコンに替えるか、なるべく使わないぐらいしかないでしょう。
しかし家を建替える場合、断熱性能を高めることでエアコンを
あまり使わずに暮らすことができるようになります。
つまりボクら建築屋さんの力量による部分が大きいんですね。
そんな意味もあって弊社では次世代省エネルギー基準である
外断熱の地熱住宅をご紹介しているわけです。
で、この地熱住宅の話しは・・・・・
別のカテゴリーでお話しするとして(笑)
エアコン以外の品目の多くは、
住宅の断熱性能を高めても効果がないわけです。
ですから、次回からは各項目について
ねっちり(笑)お話しを進めてゆきたいと思います。
今日のところはこのへんで。次回もお楽しみに〜☆
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