2005年10月27日
室内の床材の巻−(1)
↑ プチッとしてくれて感謝です!
さあ今日から完成した住宅がどんな感じになってるか
お伝えしてゆこうと思います!
題して・・・
〜 こんな感じになってます 〜
・・・ちょっと変ですか?
まぁいいか(笑) 今日はその第1回目、
室内の床材の巻−(1)
はじまり、はじまり〜
この住宅はお客様に実物を見ていただくのも目的のうち
なので、仕上げ材にしても色々なものが使われています。
例えば室内の床材だけでも10種類も使ってます。
※普通のお宅では決してこんなに使いませんよ(笑)
まずは最初に登場するのは・・・
檜の上小節(ヒノキのじょうこぶし)です。
これは以前お伝えした、私たちが大好きな
「木曽東濃檜」(きそとうのうひのき)の上小節で、
薄いピンク色でとても気品があり、最高の床材です!
今回使ったなかではいちばん高価な床材なので、面積の少ない
玄関ホールに使っています。
そして↓は、同じく木曽東濃檜の一等材(一番安価なグレード)
で、節(ふし)は結構ありますが、木曽東濃檜の持つ肌の美しさ、
艶、香りなどは節有の一等材(ふしありのいっとうざい)でも変わり
ません。
価格的にも安いので節さえ気にしなければすごくいい床材です。
檜は日本では昔から床材としてよく使われてきました。
それは土足の文化ではなく、日本だけの裸足の生活にあった
柔らかさと堅さのバランスがとれているからです。
耐久性・耐水性にも優れ、使い込むほどに味わいが
深まってゆくのは檜の特徴です。
ここでは階段材にも檜の集成材(しゅうせいざい)を使いました。
本当は集成材ではなく無垢にしたいのですが、階段は反りや
狂いに弱い部分なので、安全をとっています。
檜は最初はデリケートな白肌ですが、歳月とともに
日に焼けて飴色(あめいろ)に変わってゆきます・・・
さてお次は(当社では)最近人気のある唐松(カラマツ)です。
杉ほど柔らかくなく、檜ほど堅くない材料で、最初から
赤みのある飴色(あめいろ)をしているのが人気の秘密。
杉のように黒味もあまりなく、ナチュラルな雰囲気ですね。
カラマツは今回、子供部屋に使い、明るい感じにするのに
とても役立っているようです。
最後に洋室の床材の定番=なら材です。
なら材は土足の文化圏にも使われているように、
とても耐久性に優れ、傷などが付きにくいのが特徴です。
温度や湿度による狂いが比較的少ないので、当社では
床暖房の部屋(とくに居間やダイニング)などに使っています。
独特の重厚感や虎斑(とらふ)などの面白みもあり、高級感の
ある洋室に仕上げることができます。
今回は人が最も多く出入りするLDKと、落ち着いた雰囲気に
したい主寝室に採用しました。
そうだ、言い忘れましたが使っているのは合板下地の
複合フローリングではなく、全部無垢材です。
次回は木の床材ではない床材をご紹介します!
お楽しみに〜☆
では最後に一瞬だけご協力を! プチッとね☆
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用途によって使い分けは流石ですね。
変化の違いが楽しめそうですね(笑)
床材・・・そうですね、樹種によって変化がどんな風に
違うのかのレポートも楽しめそうです。
ところで、見学会の夜のあの角度からの外観写真はお星さまみたい。
木曾東濃檜はその香りも素晴らしいんですよ、上棟時などご近所中に檜の香りが漂って、誰でも見なくても檜の家ってのが分かってしまうほどです。
お星さま・・・なんて夢のある表現なんでしょう・・・、な〜んて思って
あらためて見てみたら、ホントに星型ですね(笑)
床にはパインを採用しちゃうLaLaLaです。
ご無沙汰しています。お久しぶりです!
杉も良かったのですが、なんせ予算が・・・。
なので他の材なんて調べることすらしませんでした。
色々あるんですねー!
床ではないのですが、
玄関先の外壁にカラマツを張る予定です。
油脂分が多くて耐水・耐風性があると聞くのですが
実際はどうなんでしょうか?
色々大変なんじゃないですか?
パインはエコロジカルな観点では優れた樹種ですね。
なんといっても畑(のような環境)で育てて収穫できちゃうんですから。
杉・・・ パインに比べてそんなに差がありましたか??
玄関廻りにカラマツ・・・いいですね!
カラマツは外壁用もありますからね、いいと思います。
(うちでは外廻りに使ったことはありませんが・・・)
ただ外回りの木部はカラマツに限らずある程度のメンテナンスは必要ですよ。
メンテナンス・・・そうですよね。
確かに普通の外壁(ウチはガルバ)にしておいた方が無難なんですよね。
でもなんとかして、雰囲気のある玄関先にしたくって。
我が家は今までに色んなもの削ってスリムにしてきましたが、結構玄関に投資していることに今頃気が付きました(笑)。
メンテナンスしてでも、素敵な玄関に仕上げたい!
そんな気持ちです。
玄関廻りは家の顔ですから予算配分を多くしても
気に入った意匠にするのは賛成ですよ!
ガルバにカラマツ・・・いい感じになりそうじゃありませんか!
メンテは玄関庇が長く出ていて、マメにお手入れしておけば
大々的にやらずに済みますよ。
ほかの木材もそれぞれ味わいがあって、やっぱり無垢の木はいいなーと思いました。
父はなら材の家具職人さんに家具をつくってもらっているので、居間の床材もならがいいかなーと思っています。
居間には床暖房も入れる予定なので、熱に強い、という点でも良さそうだし。
今回使われている木材は、それぞれ何ミリ厚のものなんでしょうか?
ナラで家具職人さんに制作してもらってるなら
床はナラで決まりでしょう。
(しかも床暖ならなおさらです)
この家はあちこち違う樹種をわざと使ってますけど・・・
これは例外ですからね!
そうそう、厚みを記載してませんでしたね、
ロフトの床材以外は全て15mmです。
また息抜きにおいで下さいね(笑)