2005年08月25日

珪藻土の危険性を検討!結晶性シリカを3%含む珪藻土は危険?

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《 続・シビアな問題のちょっとした調査−第6話 》

 

 

【7】 結晶質シリカを3%以上含む珪藻土は危険???

 

今まで国内外を問わずインターネット上で色々な公的文章を閲覧していましたが「結晶質のシリカを3%以上含む珪藻土が危険」なんて文面に出くわしたことはありませんでしたので、すごく不信に思って調べてみると・・・

 

どうも情報ネタは以下のサイトだという事が分かりました。

 

米国テキサス州のオーガニックソリューションという会社のサイト

その中の珪藻土についての成分情報のページです。

 

ここは珪藻土を原料にした殺虫剤を製造販売している民間の企業で、いわば環境に優しい殺虫剤を売りにしてメシを食っている会社。

※珪藻土を原料にした粉体の殺虫剤は主にアメリカでは多く販売されているようです。珪藻土の高い吸湿力で甲虫類の皮膚面を乾燥させ、ひいては脱水させて死に至らせる理屈で、原料が珪藻土ですから土に還り環境にも優しいというわけです。)

 

で、問題の文面は『The World Health Organization cautions that daiatomaceous earth with a crystalline silica content over 3.0% is dangerous to humans.』訳しますと・・・

 

『世界保健機構(WHO)は3.0%を超える結晶質シリカを含む珪藻土は人に対して危険であると警告している。』・・・ヤバイですよね(笑)

 

※この会社の使っている珪藻土は結晶質シリカの含有量が0.36から1.12%のあいだなので大丈夫らしいんですけど・・・)

 

まず、なにはともあれWHOが本当にそんなリリースをしているのか確認してみました。公式にWHOがリリースしたものなら、必ずHP上で閲覧可能なはずですからね・・・

 

世界保健機構(WHO)本部のサイト

 

このサイト、膨大な量のライブラリがありますが、幸いなことにサイト内に強力な検索エンジンを備えている事と、かなりのドキュメントがPDFに変換してありますので、(PDFにも強力な検索機能が有る)検索に強い言語(英語)との相乗効果で探すのは簡単なはず・・・

だったんですが・・・ぜんぜん全く引っ掛かりません。

あまり関係なさそうな文献もチェックし膨大な時間を浪費して・・・

 

結局、問題の文献は見つかりませんでした。

 

ちなみに当然ですがWHOの付属機関であるIARC(国際がん研究所)のサイトも洗いざらい調べてみましたし・・・

 

他の公式機関の間違いなんじゃないかと思ってOSHA(米国労働安全衛生庁)のサイトなどもチェックしました。

 

あ、言うまでもありませんが日本語サイトにはもちろんありません。

 

まぁ考えられるところは全部調べてみましたが、結局ほんの数件検索に引っ掛かるのは、やはり先の米国の殺虫剤屋さんと同業者のHPだけでしたね。(たぶんソースは一緒だと思われます。)

 

かなりの日数を費やして今回調べた範囲内では、公式なリリースなど存在しないと判断せざるをえません。

 

※もしかしたら当方の調べ方が悪かったのかもしれませんので、もし詳しいことをご存知の方がいらっしゃたら是非教えていただきたいとお願いしておきます。)

 

また補足的な情報ですが、先の米国の殺虫剤屋さんのサイトを調べたところ、1日平均の訪問者数がわずか6件、現在までのトータルアクセス数ですら1万アクセス程度。ほとんど利用してる人はいないんじゃないかと思われる不人気サイトでした(笑)

 

しかし、だからといって全くこの話しがデマと断言することもできません。

 

ですから次回より、百歩譲ってこの話しがもし本当だと仮定して、どうなんだってところを検討したいと思います。

 

 
明日は「住宅に使われる塗り壁としての珪藻土の危険性の検討」です。
 
 
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